■楽曲解説
・M1:いくたびの櫻
私が「櫻」と聞いて真っ先に浮かぶのは、学生時代に友人と過ごしながら見上げた京都、鴨川の櫻なのですが、
私がメジャーデビューする直前に、その中の一人の親友が他界してしまいました。
それ以降、上京してからながめる東京の櫻はとても綺麗なのですが、親友と見上げた鴨川の櫻と重ね合わさって、
とても感傷的な気持ちになってしまいます。美しいものはとても儚いものって思ってしまうんです。
でもそう思える事は逆に大事な親友との繋がりを再確認することでもあり、櫻を見上げながら限りある時間を意識する事で、
今ある全てをより尊く大切に感じるようにもなりました。
私がそう感じることができたように、人間関係が希薄に感じられる今の時代だからこそ、
一年一度の櫻をながめる時には、家族、友人、恋人、隣にいる人、心の中にいる人、大切な人との繋がりを
感じながらおだやかな気持ちでながめてほしいんです。
「いくたびの櫻」を聴いてくれた、より多くの人に、人との繋がりという身近な幸せに気付いてもらえたらうれしいです。
(ふくい舞)


・M2:悲しみよ こんにちは
壮大なバラードであるM1に続くこの曲は、「別れ」を歌った切ない歌詞に共感必至のミディアム・ナンバー。
フランソワーズ・サガンの同名小説をモチーフとしている。
日本を代表する女性シンガー・吉田美奈子が作詞、バックグラウン ド・ボーカルで参加し、ふくい舞との見事なハーモニーを聴かせてくれる。
M1を受けて、この曲の歌詞の中にも「桜」が登場し、シングル・ パッケージ全体を通して、一つのテーマを表現している。


■プロフィール(アーティストについて)
京都出身のシンガーソングライター。
22歳の時に生まれて初めて作ったデモテープがきっかけになり、2008年8月20日、無名の新人ながら破格の
大型タイアップ・シングル・TBS系ドラマ「恋空」主題歌「アイのうた」でデビュー。
その切なさ全開の歌声に10〜20代の女性ファンから絶大な 支持を集め、配信150万DLを突破するヒットを記録。
これまでに3枚のシングルと2枚のアルバムを発売。
そして2011年2月、4th シングル「いくたびの櫻」リリース